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2024/10/22 15:52


古より伝わる天然素材

古来、草衣や木葉衣は植物の天然繊維を多用されていました。毎年春と秋にけまり祭が斎行される奈良 談山神社では葛の繊維で衣装が作られたと伝承されており、奈良の正倉院の遺物からも、貴族の正装や表装地として葛の布が使用されていたことがわかります。




サスティナブルな新素材

奈良県の特産品「吉野葛」は葛根から絞ったでんぷんが主原料。葛粉製造過程において本来は捨てられていたでんぷんを搾った後の根の繊維をアップサイクルした新素材が「葛和紙の糸」です。民間療法では「花・葉・蔓・根」それぞれ効用があるとされ、特殊技法によりでんぷんを搾ったの根の繊維にも天然の抗菌力や紫外線カット効果もあり、軽量感と優れた吸湿性を兼ね備えた新素材「葛和紙の糸」は生まれました。




「葛和紙の糸」からうまれた願い

葛の繁茂により樹木の枝に巻き付きやがては枯死、さらに森林全体を衰退させてしまうこともあり、林業ではクズなどを除去するつる切り作業は森林を健全に成長させる作業の一つとされてます。完全に断つには葛の根を掘り起こす必要があることから、葛を利用することで森林保護の一助となればと、願っています。




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